この記録は、汗疱と診断された私がビオチン治療にチャレンジする物語である。
2ヶ月目。
この記事は…汗疱(異汗性湿疹)の話
汗疱は、原因・治療法が解明されていない皮膚の病気である。主に手・足にできる水疱状の湿疹のことだ。
原因はわかっていないが、この疾患は「手に汗をかきやすい人」がよくなる病気だという。その為、刺激物の摂取など制限した方がイイとされる。
この不二の病「汗疱状湿疹」の発生のトリガーではないかと言われているものが、「ビオチン欠乏症」。
ビオチンは、皮膚の再生を活性化させる効果のあるビタミン。そしてビオチンが体内から減った状態が「ビオチン欠乏症」だ。
ビオチンが不足することで、汗疱に似た病気「掌蹠膿疱症」が発症する原因になることがわかっている。
体内で不足してしまったビオチンを、口から摂取するのが「ビオチン治療」だ。
→「ビオチン治療とは」
ネット上でまことしやかに噂されているビオチン治療。汗疱の治療に、ビオチン摂取は効果があるのか?
マサオカ
この記事のもくじ
汗疱にビオチン治療は効かない?実践2ヶ月目
ビオチン治療は、体内で不足したビオチン(+αのビタミンなど)を口から摂取する。
ビオチン自体は、皮膚科で「掌蹠膿疱症」の治療のために処方してもらえる安全なものだ。水溶性で副作用もない。
ビオチンを病院で処方して貰う場合
病院での摂取量はこんな感じらしい。
- ビオチン3mg (0.2%/0.5gなら3包)
- ミヤBM細粒1g/酪酸菌40mg (ミヤリサン製薬,ミヤBM錠なら2錠)
- ビタミンC
残念なことに、私は掌蹠膿疱症ではない。汗疱なので処方してもらえなかった。
どうしても試したかったので、サプリで代用することにしている。容量が一緒なら問題ないかと思っている。
ビオチンをサプリで代わりに摂取
サプリはAmazonで買って、毎日3回この量を飲んでいる。(写真は一回分)
ビオチン錠はサイズがデカいので飲みにくかったけど、だんだんそれにも慣れてきたので苦にならなくなった。海外製ビオチン錠は一回1錠で済むので、ビオチンを一気に何錠も飲まなくていいのは助かってる。
ミヤリサンは3錠なんだけど、でかい錠剤出てくれないかな。
3つ飲むのが結構しんどい。
汗疱にビオチン治療2ヶ月目の反省
ビオチン治療を初めて、最近は旅行や結婚式、嫁の実家に帰ったりしてたので「ビオチンを飲めない日」が続いてしまった。仕事をしている日は飲めるのだが、オフの日に飲めていなかった。
週2で飲まない日があったので反省
サボった結果がこれ。結論からいうと、元に戻った。
今月の後半は、手の甲や指の側面にはほとんどできなくて手のひらに集中した。左手も同じ感じ。
やっぱり、継続して続けないとなんでも効果はでないと思う。
ビオチンは水溶性のビタミンなので、「飲み溜め」ができない。
体内のビオチンは、尿と一緒に体外へ出てしまうので、8時間おきに常に飲んでないといけない。
だから3回に分けて飲むようにしていたのに実践できていなかった。今度こそ守ろう!!
お酒を飲みすぎて反省
ビオチンは「アルコール」の消化にも使われてしまうのでビオチン治療に禁酒はつきもの。完全にやめる必要はないが1日2~3本くらいには留めとかないといけない。
せっかく摂取したビオチンが、アルコールの処理に使われてしまうからだ。
今月は、結婚式が2回と接待も何度かあったのでお酒を飲む機会が多かった。大量に飲んだ日が4日以上はあった。
今までも、お酒を飲みすぎた次の日の朝には汗疱がかなり育ってしまうので、気をつけてはいるのだが油断しきっていた。
先月までの回復で、少しだけ汗疱になりにくい体質になり始めていたのかもしれない。最初の大酒のときは、なんと汗疱にならなかった!
それに油断して普通にお酒をガブガブ飲んでいたら、次からはどんどん汗疱がでてくる。
後悔あとに立たず。これから忘年会・正月とあるので控えめにしないといけない。
お酒大好きな私には、辛いけど。治すために頑張ろう。できにくい身体をつくるまでの我慢だ!
汗疱のビオチン治療2ヶ月目の状態(写真)
爪付近に汗疱がまたできてしまったので、横から爪が剥がれてしまった。当たったりすると痛かったので、根本から爪切りでパチンと切ってやった。
そしたら、爪は無くなったけど痛みはなくなった。
お酒を飲んだ次の日の朝、目が覚めたら下のようになっていたのでとりあえずレポートようになるな…と冷静になりながら写真を撮った。完全に飲みすぎて汗疱がでたパターン。
また亜鉛華軟膏のお世話になった。
亜鉛華軟膏は、傷口が張り付きにくくなったり膿がすぐに止まるので結構使い勝手が良い。
亜鉛華軟膏の使い方はこっちにまとめている。
汗疱のビオチン治療2ヶ月目まとめ
ビオチン治療について細かい話は下のリンクを参考にしてほしいが、1日3回ビオチンを切らさないように飲み続けないと言われている効果が表れるわけがない。
治ったと思って使うのを止めてしまうのは一番良くない。
汗疱にステロイドを使う時と同じで、中途半端にやると効果を感じにくくなってしまう。
今月わかったこと・来月気をつけること。
- 治ったと思って止めず毎日3回飲み続ける
- お酒を飲みすぎない
- エアコンの利用を控える
ビオチン治療中は途中で止めない方がいい
これは体感だけど、先月までは水疱ができるスピードが落ちたように思う。
でも、飲むのを止めてしまうと水疱がまた成長を始めるので、一気に全体が水疱に覆われた状態になる。
水疱がストップしていたので、「もう治ったじゃん!」と油断していた。
大体、半年から1年計画で始めたのに1か月ちょっとで少し効果が見えただけで止めちゃいけなかった。
どこにいくにも持ち歩いとかないといけないと思ったので、これからは飲み忘れの無きよう続けて参ります。
ビオチン
ミヤリサン
ビタミンC
冬に汗疱が悪化する原因
もう一つ、水疱発生のトリガーじゃないかと思っているのは「手の温度の上昇」だ。
手があたたまると、血行がよくなって汗疱ができやすくなっている気がする。
じゃあ、冬の方がなりにくいじゃんと思いがちだが、そうでもない。
この時期、エアコンが天敵。
そして、なんかエアコンの風を受けると「手が痒い」気がする。
手の先や手のひらがチリチリする感じ。
それが、「汗疱が生まれているときの感覚」だと経験上知っている。
でもエアコンを止めるわけにはいかないから、コレばっかりは対処のしようがないのが現状だ。
できるだけ、エアコンの直風が当たらない位置で過ごすようにしよう。
一人暮らしでエアコンをつけずに生活してできる人は、ぜひ実験してみてほしい。
効果があったらコメントください。
次回は12月に「ビオチン治療3ヶ月目レポート」を更新します。
コメントを残す