この記事は…汗疱(異汗性湿疹)の方に向けています
汗疱状湿疹(異汗性湿疹)は手足に出来る皮膚病です。
私も汗疱に10年間悩んだ末、2017年9月から「ビオチン治療」に取り組み始めました。汗疱に変化がありましたので報告を。
- 汗疱ができる頻度が減った
- 汗疱が集まって大きくなることがない
- 汗疱が小さいうちに枯れていく
まだ治ってはいませんが、10年間自分の手を見てきた自分じゃないとわからない変化かもしれませんが、すごい衝撃でした。
血まみれになる回数が減ったのです!私の場合、汗疱を抑える効果が期待できるという噂は本当だったようです。
この記事では、ビオチン治療で利用するサプリの種類や飲み方などを簡潔にまとめます。
ビオチン治療を始める前に読むべき情報をまとめました。
この記事のもくじ
ビオチン治療で汗疱を内側から治す
汗疱治療についてのサイトやブログ、2ちゃんねるでも汗疱に効果があると言われていた「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)や汗疱、アトピーに効く治療。きれいに完治する」といわれている「ビオチン治療」に興味を持ちました。
ビオチンとは
ビオチンは皮膚のビタミンと言われ、皮膚を作るときに使われるビタミンBの一種。ビオチンは体内でも作られていて腸内にいるのですが、同じく腸内に住む悪玉菌は、このビオチンを食料にしています。
悪玉菌が増殖してビオチンが減ってしまった状態が、ビオチン欠乏症。
ビオチンが減った結果、肌に影響がでて湿疹が出やすくなるんです。
ビオチンは、元々アトピーや掌蹠膿疱症の治療に効果があると言われていましたが、汗疱にも効果があったという声も多く上がっています。
ビオチン治療は不足した栄養を補う治療法
私が行っているのは、腸内の悪玉菌の増殖で減少してしまったビオチンを、サプリメントで補うことで体質を変えていく治療法です。今までやってきた外側からの治療とはアプローチが違うものでした。
ビオチンは水溶性で体内に溜まることはありません。
蓄積されないので「常に摂取し続けないといけない」のが面倒なところです。ただし、面倒だからといって一度に摂取しないでください。効果が期待できなくなります。
ビオチン治療には3つのサプリが必要になります。そして、これは2ちゃんの掲示板で書かれていたのですが、効果を実感するまでに1年間は様子を見ないといけません。
長い治療です。終わりの始まりです。
ビオチン治療に必要なサプリ
ビオチンを飲み始めてから、一ヶ月。肌の調子がかなり改善されてきました。
過去の写真は「手の水疱歴10年の私が大学医から教わった汗疱の対処法を写真で解説」でも紹介していますのでわかっていただけるかと思いますが、一応これでも改善されています…
包帯を巻く日がかなり減りました。手も綺麗になってきています。
しかし、まだ汗疱が出なくなったわけではないので長期的に続けていかなければいけないようです。
治療に必要だと言われているサプリの摂取量や、効能を説明します。
1日の摂取量
- ビオチン…5mg×3回
- ミヤリサン…40mg×3回
- ビタミンC…350mg×3回
コレが、1日の摂取量。錠剤として置き換えると、これだけの量です。
これを3回に分けて朝・昼・夜の食後に服用します。分ける理由は、ビオチンが水に溶ける性質があるからです。
体内に摂取しても尿と一緒に排出されるので、一度にまとめて飲んでしまっては効果がないのです。
それぞれの効能
ミヤリサンは、腸内の乳酸菌の数を正常値に戻して悪玉菌の増殖を抑えるため使い、腸内環境を整えます。ビオチンが悪玉菌の餌になり吸収効率が悪くなると効果を実感できない場合があります。
ビタミンCは同時接種でビオチン吸収効率が高める効果があります。ビタミンCには抗酸化作用もあり、美肌効果にも良いそうです。ビオチン治療を行ったブログでは、「もう治ったけど美肌効果があるから続けて飲んでいる」という方もいました。
ビオチン
1錠/1回・3回
ミヤリサン
3錠/1回・3回
ビタミンC
1錠/1回・3回
ビオチンが減る原因を断つ
アルコールやニコチンをビオチンによって分解されます。お酒やタバコをとると、せっかく体内にとりこんだビオチンを減らしてしまいます。
ビオチン治療を行う場合は「禁酒・禁煙」が一番効果を発揮しやすいということです。
また、汗疱の原因の一つに「刺激物」が挙げられます。これは、刺激物によって発汗作用が高まって手に汗をかいてしまうことからこう言われています。
私が一番つらかったのは、この禁酒です。付き合いもあったりするので完全に断つことはできていませんが、お酒は一週間に3日ほどまで減らすことができました。タバコは止められません。
それでも一応変化があったので、原因を断つことは治療に有効かもしれませんが絶対ではないということですね。
無理な制約は、ストレス(コレも汗疱の原因といわれている)になってしまってよくありません。
自分にできる範囲で、原因と思われるものは排除しましょう。
コメントを残す