指先に包帯を巻くのは難しいですよね。
私が10年間実践している、指先の異汗性湿疹に包帯を巻く一番カンタンな方法を紹介します。
汗疱が悪化して掻きむしってしまうと異汗性湿疹の水疱が破れて、浸出液が溢れた傷口はジュクジュクの状態になります。
このまま放っておくと、ジュクジュクしていた傷口が乾燥してカサカサの肌になってしまいます。
肌が乾燥することで痒みがでてくるので、放って置くわけにはいきません。
包帯と亜鉛華軟膏を使って、患部を保護してあげましょう。
こんな効果を狙います。
- 傷口がガーゼとくっつかないようにする
- 真皮がむき出しの患部を、刺激から保護する
この記事のもくじ
指先に上手に包帯を巻く方法
準備するものは、ガーゼと包帯と軟膏。そして、傷ついた皮膚の回復を早めるためにステロイド軟膏を利用します。
用意するもの
- ガーゼ
- テープ型の包帯
- 亜鉛華軟膏
- ステロイド軟膏
普段私が愛用している汗疱のケア用品は下の記事で紹介しているのでご覧ください。
薬指の異汗性湿疹を例にします
掻きむしって浸出液がでてしまっている状態の異汗性湿疹に包帯を巻く方法です。
生活に支障が出るのはこのサイズが多いので、今回はこの指先にできた場合の方法を紹介します。
包帯を上手に巻く実際の手順
- ガーゼは大きめのサイズに切る
- 包帯に切れ込みをいれる
- ステロイドを傷口に塗り込む
- 包帯を巻く
という順番で行います。コツは、ガーゼに塗る亜鉛華軟膏の量と包帯への切れ込み。
1 ガーゼを傷口のサイズに切る
ガーゼは、傷口のサイズより一回り大きめにカットします。
もったいないと思って傷口ピッタリにしてしまうと、浸出液がガーゼの端っこから染み出してきてきます。
ガーゼは必ず大きめにカットするようにしましょう。
2 包帯に切れ込みをいれる
指先に包帯を巻くときには、包帯の先っぽが上手くまとめられません。
包帯に、1センチ間隔で深さ1センチの切れ込みをいれておくと上手く巻くことができます。
これをやっておけば、指先のスキマからガーゼが取れることはなくなります。
切れ込みをいれて指先を包帯で塞ぐようにしましょう。
3 亜鉛華軟膏・ステロイドを塗る
亜鉛華軟膏は、厚めに塗るのがコツです。亜鉛華軟膏は傷口に塗り込むのではなく、「置く」イメージです。
薄く塗ってしまうと効果が弱くなり、傷口が乾燥したときに患部とガーゼが張り付いてしまいます。
張り付いてしまうと、ガーゼを剥がすときに症状を悪化させてしまうことがあります。
逆に、ステロイドはしっかりと患部に塗り込みます。薬によって、塗り方が違うので使い分けましょう。
4 包帯を貼る
あとは、包帯を巻いていきます。
患部にステロイド軟膏を塗り込み、亜鉛華軟膏を厚めに塗ったガーゼを患部にあてます。
その後は、用意した包帯を患部を中心にしてくるりと一周巻きます。
切れ込みを入れた包帯を一枚ずつ指の内側に織り込んでいくように貼り付けていけば、包帯が綺麗に収まります。
包帯を上手に巻く方法 まとめ
汗疱(異汗性湿疹)日々のケアに包帯はつきもの。
包帯をつかったケアは頻繁にやることなので、効率よくやってしまいましょう。
今日のコツはこの3つです。
- 亜鉛華軟膏は厚めに「置くように」塗る
- 包帯には切れ込みを入れる
- ガーゼは大きめに使う
日々のケアで用意しておいた方が良いものは、「汗疱の日々のケア用品」でまとめていますので参考にしてください。
凄く同じ病状で、全くその通りの症状に具体的な治療法で、皮膚科で聞いたよりわかりやすい説明でした。
とてもとても参考になりました。
気持ち的にも自分だけではなかったと言う安心感で、気持ちが楽になりました。